« 歯がいのち | トップページ | 怖~い「かいだん」 »

2007年8月10日 (金)

てぃんさぐぬ花

娘が、音楽の宿題で民謡についてのレポートを書いていました。選んだのは、沖縄·八重山の労働歌「安里屋ユンタ」。“マタハーリヌ ツィンダラカヌシャマヨー”の、あれです。安里屋ユンタにもいろいろあるようなのですが、竹富島で農作業をしながら歌われていた、元祖·安里屋ユンタについて調べていました。これは、琉球王府の役人が、実在の人物で島一番の美女·安里クヤマさんに求婚したけど断られちゃったよ~、というゴシップを歌にしたものなのですが、調べてゆくと、重い人頭税をかけられ苦しい生活の中にあった島の人々が、労働のつらさを紛らす為、男女で掛け合いをしながら歌っていたことがわかり、沖縄の歴史というものにも少し興味を持ったようでした。

私も、小学生の頃、NHKでやっていた「~てだのふあ~太陽の子」というドラマを観て、灰谷健次郎の原作を読み、沖縄戦のこと、沖縄の歴史を調べたことがありました。
沖縄のことも広島·長崎のことも、日本全国の子供たちにもっと知っておいてもらわないと、と焦ります。長崎では、原爆の日は全ての公立小·中学校と爆心地に近い高校は登校日で、学校や祈念式典で戦争と平和について考えます。投下時刻には町中にサイレンが鳴り、誰もが黙とうを捧げます。けれど、私の住む町では知らん顔、ニュースを見なければ原爆の日であることすら気づかずに終わってしまうのです。原爆のことも沖縄戦のこともよく知らずに大人になって、戦争になったらなったで仕方ない、なんて言うようになるのは困る···

って、話がそれましたがー。
沖縄の古い遊びや歌を探していて心に響いたのが「てぃんさぐぬ花」、沖縄本島の有名な教訓歌でした。てぃんさぐとはほうせんかのこと。女の子たちは、ほうせんかの花の汁でマニキュアして遊んでいたのだそうです。




てぃんさぐぬ花

1. てぃんさぐぬ花や 爪先(ちみざち)に染(す)みてぃ
  親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や 肝(ちむ)に染(す)みり

     【ほうせんかの花は 爪先に染めて
      親の言う事(教え)は 心に染めなさい】


2. 天(てぃん)ぬぶり星(ぶし)や ゆみばゆまりゆい
  親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や ゆみんならん

     【天の群星(ぶりぶし)は 数えようと思えば数えられるが
      親の言うことは 数えきれない】


3. 夜(ゆる)はらす舟(ふに)や にぬふぁ星(ぶし)目当て(みあてぃ)
  我(わん)なちぇる親(うや)や 我(わん)どぅ目当て(みあてぃ)

     【夜、沖に出る船は 北極星が目標
       私を生んでくれた親は 私が(人生の)目標】


4. 宝玉(たからだま)やてぃん 磨かにば錆びす
  朝夕(あさゆ)肝(ちむ)磨ち 浮世(うちゆ)渡ら

     【宝石も 磨かねば錆びてしまう
       朝夕心を磨いて 世の中を生きてゆこう】


5. 誠する人や 後や何時までん
  思む事(ぐとぅ)ん叶いて 千代ぬ栄えい

     【誠実な人は 後はいつまでも
       思っていることが叶って 幸せになる】


6. 成しば何事(なにぐとぅ)ん なゆる事(ぐとぅ)やしが
  成さぬ故(ゆい)からどぅ 成らぬ定み

     【成せば何事も 成る事であるが
       成さぬ故に 成らないのだ】





「自分のことを思ってくれる親の言う事をきいて心を磨きなさい、誠実なのが一番」って、ほんとそれが全てって感じですよね。

今日は長々と、全然リッキーのことではないことを書いてしまいました。
ま、いっか(^_^)




T_2007_08070007
ママは時々、「リッキーと一緒に石垣島とか竹富島で暮らすのもいいよねぇ~」なんて言います♪

|

« 歯がいのち | トップページ | 怖~い「かいだん」 »

コメント

今日は、胸を貫かれるようなお話ですね。
戦後レジームの破壊が、戦前復帰見たいな気がしたり、某大臣のしょうがない発言、何か大切な、大事なものが、おろそかにされている、日本は、日本人はどこへ行こうとしているのだろう。

そんな中で、てぃんさぐぬはなの歌、脈々と伝えられる、人の道が、素朴に歌われている、これなんですよね、一番、今、大切なものは・・・。

ホウセンカの花、先日、写真を撮ってきた、懐かしい花、でも、あまり見かけなくなった花だ。
地味だけど、心に残っている花です。8月中にアップしよう。

投稿: アン&アンコロ7 | 2007年8月10日 (金) 22:55

長崎も沖縄にも行ってきました。子供たちに戦争の悲惨さを教えたくて・・絶対あってはいけないことだ!とね。まだ低学年だったけど長崎の原爆の記念館を見たときには感受性の強いお兄ちゃんは泣き出すくらい、高学年になって行った沖縄でもとくにひめゆりの塔ではいろいろな思いがこみ上げ自然と涙が出てきてしまいました。お兄ちゃんなんて一人ひとりの写真と説明文じっくり読んで来ましたっけ。何か感じながらでしょうね~
おねえちゃんいい題材で宿題できましたね。。
改めて考えさせられました!!

投稿: あぴこ | 2007年8月10日 (金) 23:08

私も昨年夏に初めて沖縄に行きました。旅行目的ではなかったためほんの一握りの沖縄しか見ていませんが、それでも嘉手納基地で繰り広げられる昼夜問わない戦闘機の爆音は恐怖以外の何物でもありませんでした。
日本は唯一の被爆国なのだから原爆禁止を世界に訴え、広島、長崎の被爆者の方々の苦しい思いを発信する義務があるはずなのに、、、。戦争からは生産性など何も無いのに、、、。それも今の日本では風化してきているように思えてなりません。
このマンハッタン計画の渦中の人、アインシュタイン曰く「学校で学んだことを一切忘れてしまった時になお残っているもの、それこそ教育だ」と。
先代の語りや歌詞は戦争を知らない世代にとって歴史を知る大きな財産ですよね。決して過去を捻じ曲げることなく真実をありのままの姿でずっと語り継がれ、そして時代時代の人がその人なりに何かを感じることができたら、いいですね。お嬢さんはとても良い夏の課題となったのではないですか?そして私にも別の世代の人間としての課題を投げかけてくださり、はるかさんに感謝しています。
この時宜野湾市でシェルティ見ましたよ!小柄でやはり毛量は少なめでしたが、尋常でない蒸し暑さの中元気に散歩してました♪が、リッキーくんはやっぱり神奈川県犬がお似合いだと思うけどなぁ~。

投稿: まっくす | 2007年8月11日 (土) 01:14

いい歌詞だなぁ。心が洗われるようです。
私は、高校の修学旅行で長崎に行っただけですが、やはり原爆資料館には、強烈なインパクトを受けたのを覚えています。最近の修学旅行は、TDRだのUSJだのですからね。見ないとダメです。せめて、ということで、テレビでやっていた「はだしのゲン」を、子供達と一緒に見ました。

投稿: オリケン | 2007年8月12日 (日) 00:12

★アンちゃん&アンコロ7さん
ほうせんか、子供の頃パチンとはじけさせて種をとるの好きだったけど
そういえば見かけなくなりましたね。アップされるの楽しみにしていますo(^-^)o
人として本当に大事なことは、いつの時代も変わらない単純なことで
だから、どこか暖かいこの歌が心に響いてくるのでしょうね。
歴史を知ることは、お年寄りを敬い、日本を愛する気持ちを育てると
思います。平和教育や愛国心を養おうとするのは思想の押し付けに
ならないかなんていう前に、過去の日本の姿、事実だけは
正確に伝える義務教育であって欲しいと思います。

投稿: はるか | 2007年8月12日 (日) 09:57

★あぴこさん
みんなお兄ちゃんくらい真剣に考えてくれたら頼もしいですよね。
私も広島には1度だけ、沖縄には3度しか行ったことがないのですが
実はダンナが長崎で、その両親とも被爆者手帳をもっています。
(お父さんはもう亡くなってしまったけど)ふたりとも市内にいたと
いうだけであの惨状を見たわけでもないのですが、ダンナは
同じく被爆二世のクラスメイトが突然白血病で亡くなったりするのを
目の当たりにしてきたそうで、大昔のできごととは思えないところがあります。
長崎の資料館は数年前に新しくなったようですね。私が初めて行った
小学生の時分は古くて汚い暗い建物で、お兄ちゃんと同じように
恐ろしさに泣き、気分が悪くなった記憶がぬぐえずにいますが、
残酷なものは子供に見せてはいけない、なんて言ってないで
事実は事実として見てもらいたいと思います。何故いけないかがわかりますもんね。

投稿: はるか | 2007年8月12日 (日) 10:11

★まっくすさん
感謝だなんて~_(^^;)ゞ 
>過去を捻じ曲げることなく真実をありのままの姿でずっと語り継がれ、
>そして時代時代の人がその人なりに何かを感じることができたら
ほんとにそうです。お国のためにと我慢して、バンザイと死んでいった事実を知って
考えてほしいと思う、それだけなんですよね。広島では、原爆が投下された
時刻さえ知らない小学生が半数近くになった数年前に、さすがに焦って
長崎のような登校日を作ったりしはじめたそうです。どんどん忘れられてしまい
教訓にさえならなくなったら・・・何の意味もなくなってしまう。
基地問題、他国の軍用機が頭の上を我が物顔で飛んでるってどういうことかと
思いますね。沖縄なんて米軍関係者の起こした事件に手出しできなかったり、
未だ占領下のようですらあります。まぁ、基地があるからもっている
ところもあって複雑ですけどねぇ。。。
学校では教えてくれないことを教えてくれるのは誰かというとやはり親で
しっかりしないと、と思っています。夏休み、遊ぶときは遊ぶけど
なにかひとつ、大事なことについて考えてくれたらなと思っています。
どこかに旅行すると一度は無愛想な店員や嫌なヤツをみかけるけど、
沖縄の人はほんとに皆親切で感じよかった!ので、こんなところで暮らすのもいいな~
と思ってしまいましたが、確かにシェルティには過酷かもしれませんね^^;
ビーチで遊んだら毛が砂だらけになって、後が大変そう!!

投稿: はるか | 2007年8月12日 (日) 10:28

★オリケンさん
心が洗われる、ほんとに。原点にかえる歌ですよね。
はだしのゲン、いいドラマになってましたね。原作からすると
残酷なシーンが殆どなくなってたけど、戦時中の暮らしがよくわかった・・
ああいうの、子供たちに見てほしいですよね。広島と長崎への
修学旅行は義務教育の中に組み込んで、全国の子供たちが
タダで行けるといいな。国にはそのくらいやってほしい!

投稿: はるか | 2007年8月12日 (日) 10:37

普段から、「今が良ければ主義」なもんで、過去の悲しい話からは顔をそむけるタイプですが、ドラマのはだしのゲンは、2日間めずらしくじっくり見ました。

ああいう、どこへ向けたらよいのかわからぬ怒りをもって生活する気持ち。。。。
やりきれませんね

命を大切に。。。
せつに思いました

投稿: つちまま | 2007年8月12日 (日) 23:36

★つちままさん
おぉ。ご覧になってましたか^^
あれが現実だったんですもんね。悲惨です。
子供たちは、たくさん殺して死ぬのが素晴らしいことだと
信じていて・・つくづく教育って怖いなと思います。
あの時代、つらい思いをした人たちに
こんな国のためだったのか?と思われない
世の中でありたいものです。

投稿: はるか | 2007年8月13日 (月) 10:44

台風は怖いけど、私も沖縄(石垣)などで、ワンと砂浜を走りたいなーって思うんですよね~^^
あぁ、いいなぁ・・・・

投稿: 小鳥 | 2007年8月14日 (火) 00:02

★小鳥さん
1度台風の直撃にあって帰ってこられなかったときが
あったのだけど、島の台風ってすごくてビックリしました~
でも、毎日あのきれいな海を見ながら暮らせるなんて
やっぱり憧れちゃいますよねっ♪

投稿: はるか | 2007年8月15日 (水) 15:23

いい歌詞だね・・

戦争・・決して繰り返してはいけない過ちです。
人間同士で殺し合いをしても悲しみ以外何も生まれないよ。

↓キカイダー(爆)
キカイダーってさ、哀愁ただよってたよね。
悲しみを背負うヒーロに大人の魅力を感じた
チビな私でした。

投稿: ベレー | 2007年8月16日 (木) 11:06

★ベレーさん
いい歌詞よね(*^_^*) メロディも、覚えやすくてほっこりなのよ~。
きっと、核はなくならない、テロもなくならないかもしれない
けど、戦争ならなくせそうな気がします。

キカイダー、そうそう、例によって詳しい事は覚えてないんだけど
なんだかかわいそうだったような記憶がある。
変身前にはボロロン~♪ってギター弾いてたし!(≧m≦)

投稿: はるか | 2007年8月17日 (金) 20:47

てぃんさぐぬ花は、何度も何度も読み返してしまいました。何か心に染みる歌ですね。人の記憶は年月とともに色褪せますが、こうやって伝承していくのは先人達の知恵だったのでしょうね。これは決して色褪せてはならない歌だと思います。

投稿: ambush | 2007年8月18日 (土) 21:23

★ambushさん
そうですね、沖縄ではポピュラーな誰もが知っている歌
らしいですが、いつまでもそうであって欲しいです。
「朝夕心を磨いて」なんて説教臭いようなのに
不思議と素直に心に入ってきますよね^^

投稿: はるか | 2007年8月19日 (日) 15:48

こんにちは!
私のPCから、どうしても最新の日記が見れないんです!
たぶん動画が貼り付けてあるからだと思うんだけど
何度開こうとしても強制終了されちゃうんですよ!(泣)
動画が貼り付けてないページは見れるので
その時はコメント入れますね♪
だから、たまには動画が入ってない日記も更新して下さいね!

私も、PCを色々いじってみます!(苦笑)

投稿: ネオママ | 2007年8月22日 (水) 17:04

★ネオママさん
こんにちは!
強制終了?!ぎゃーすみません!動画、4つも貼ってあります(爆)
申し訳ありません~~~~m(__)m
歩道橋がダメだったリッキーが昇りだけはできるようになった
というくだらない話だったんですが(降りるのはまだできません)・・・
ご迷惑おかけしてすみませんでした。
これに懲りずに、またよろしくお願いします。

投稿: はるか | 2007年8月22日 (水) 17:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 歯がいのち | トップページ | 怖~い「かいだん」 »